居住施設

泉野出町の家

竣工 2007年 1月
分類 居住施設
規模 鉄骨造 地上2階
受賞 第37回いしかわインテリアデザイン賞 石川県建築士事務所協会長賞

この住宅の依頼を受けたとき、大きな格子がある住宅の写真を見せられた。 それは角地という敷地の特性よりプライバシーの確保はしたいが、なるべく明るく開放的に、 また健康的な生活がしたいという施主の思いの表れであると理解した。

計画では、明るく開放的に生活できるよう、間仕切りを極力やめたひとつながりの空間としているが、 暖炉やキッッチン、家具等の要素、または床のレベル差、天井の高さ等によってそれぞれのスペースを分節し、 住宅としてのスケール感の落ち着きあるスペースとなるよう配慮している。
各部の窓から差し込む光が室内全体に反射し柔らかな光あふれる空間となること。 また格子のある中庭を通して、日々の時間や季節の移ろいがいつも感じられること。
健やかなる生活空間の基本とは何か?を常に意識して計画を行った。