Temperature and humidity & Ventilation

空調を管理する

04

温度・風のシミュレーションを行うことで
室内環境・空調効率の向上を図る

改善前の空調シミュレーションでは、暖房を使用する際に暖気が天井で滞留し、外気が流入する場所では室温が他の場所よりも低いことがわかります。これに対し、天井ファンを設置することで暖気を下まで循環させ、空調吹出口を増設し寒さを和らげる改善策をとっています。室内の温度と風の検証を行い、建物利用者・設備機器にとってより負荷の少ない計画とすることで、快適な室内環境の実現・空調効率の向上を図ります。

「認定こども園」遊戯室の空調をシミュレーションした様子。上図は空調吹出口を折上げ天井側面に設置した空調(改善前)。
下図では、空調吹出口を増設し、天井ファンを設置したことにより、室内温度分布の平準化を図った。

屋外機のシミュレーション

Illumination

照明を検証する

05

効率的なライティングプランを提案する
照明計画のシミュレーション

照明を考える際は「快適な室内環境を保ちながら、年間の消費エネルギー量を大幅に削減する照明計画のシミュレーション」を行います。これまで天井照明によって部屋の隅々まで平均的に明るくする手法が一般的でしたが、省エネかつ必要な明るさをシミュレーションソフトによって計算するタスク・アンビエント照明が主流となっています。これにより明暗バランスの良い快適なオフィス環境をつくることが可能です。

【事務所ビルのウェルビーイング照明】一般的な天井取付照明から間接照明に変えたことで、所定の明るさを確保しつつ照明器具を減らすことができた事例も。

Sound

音を軽減する

06

デザイン性と遮音性を兼ね備えた設計によって
オフィスにおける快適な執務空間を実現

オフィス建築計画においては、企業イメージを表現する外観デザインはもちろんのこと、オフィスを利用する従業員の皆様が仕事に集中できる環境を両立させるることが必要です。「福井キヤノン事務機株式会社」社屋の立替計画では、福井バイパスからの交通騒音の遮蔽と西日対策を兼ね、アルミシルバーの縦ルーバーを採用。静かで快適な執務空間の実現と、IT企業にふさわしい先進性を表現しました。

遮音ルーバー詳細図