Temperature and humidity & Ventilation

自然素材を活用する

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建築素材を鉄骨から木材へシフトした
未来の環境を守る「サスティナブル」な建築

近年、世界各地で脱炭素に向けた取組みが進む中、環境にやさしいサスティナブルな建築として、木造化・木質化の推進に注目が集まっています。鉄骨の代わりに木材を利用することで、製造加工工程でのエネルギー消費量が抑えられ、二酸化炭素の排出量を大幅に抑えることが可能です。能登半島国定公園内の九十九湾に立地する「イカの駅つくモール」では、国産の杉材をふんだんに使った木造建築を採用。多くの人が集う大空間を、木造トラス架構によって実現しました。

のと九十九湾観光交流センター「イカの駅つくモール」。入江の堆積地盤のため、建物の軽量化と塩害対策としてトラスの連続架構形式による木造建築とした。(写真右)木造フレーム図の3Dモデル。本計画で使用した木材の利用量は107m3に及ぶ。

炭素貯蔵量(CO2換算)

木材を建築物等に利用していくことは、「都市等における第2の森林づくり」としてカーボンニュートラルへの貢献が期待されています。