ホリ乳業　新工場

設計コンセプト

株式会社 ホリ乳業企業コンセプトである From the Farm to Table （農場から食卓まで）をベースとし、安心・安全な製品作りを目的に下記の項目について考慮しました。

配置計画

・敷地の中心にメインの工場棟を配置し、各種配送トラックの回遊性を保持すると共に、・前面道路側に大きな緑地を設置することで、交通量の多い海側環状線への景観に配慮する。

・職員駐車場や駐輪場は従業員玄関に近接とし、北陸の天候や職員の出勤動線、敷地内に大型トラックが通過することへの安全性を確保する。

・付属建物についても、各建物の役割・機能・工場への供給を重視した配置となっている。

動線計画

・北東側2階建てエリアに事務部門を集約することで、製造職員は職員玄関から更衣室にて身支度をし、清潔な状態で製造ラインへの移動を行える。

・北西側の受乳場や南西側のプラットホームより供給された農場からの原材料は、直線的に製造されるよう計画された生産ラインにて西側から東側の製品冷蔵庫へ一貫管理され、出来上がった製品は6基のドックシェルターより配送される。

・配送トラックエリアには一般事務とは別に出荷事務室を設け、ドライバーと配送事務との動線を短くすると共に、製造職員・来客動線との交差が無い計画とする。

外観計画

・最高高さを有する部分を敷地の中央に配し、機能的な庇にて水平ラインを強調することで、工場建物のボリューム感を軽減する計画とする。

・外観色は海側環状エリア・金沢市の景観対策に合致した色をベースに、濃紺をアクセントとした色彩にてまとめ周辺環境との調和を計る。

今後は、より衛生的で安全・新鮮な牛乳をはじめとする乳製品が製造・配送されることで、各地の食文化を支える新工場となるよう建設を進めていきます。
（小幡）

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