オフィス
大竹電機株式会社 社屋改修
竣工 | 2021年 6月 |
---|---|
分類 | オフィス |
所在地 | 石川県白山市 |
規模 | 鉄骨造 地上4階 |
■大竹電機の顔として大事なゲストを招くショールーム
既存の空間を確認すると建設当時の意匠的な特徴が見受けられました。カーブを描く開放的なガラスや吹き抜けが特徴的な天井形状、中央に位置する大きなコンクリートの丸柱、道路よりも少し高くステージのようなフロアレベルの設定。それらを最大限に活かし新たな魅力として空間に取り入れた計画としました。
顔として機能するショールームは、創業者のルーツとなる国指定重要文化財の新宮熊野神社の風景をオマージュし神木のイチョウカラーをアクセントとして空間に取りこみました。版築柄に塗り替えた丸柱と共に創業80周年を迎えた大竹電機の積み重る歴史性を表現しています。
■ガラス間仕切りで見通しの良い事務室
拡張した事務室は一つのフロアに事務機能を集約しました。空間を分断する階段室や会議室をガラス間仕切りとする事で視認性の良い事務室としました。
■働きやすい環境づくり、みんなが集まる大きな空間
3階フロアを多目的ランチルームと休憩ラウンジとして改修しました。
多目的ランチルームは音響設備が整えられシアタールーム、各種の会議やゲストを招くイベントに対応が可能です。空間の中心を折り紙のような木調のフレームで取り囲み正面性を持たせたデザインとしました。休憩ラウンジは、白山を望む見晴らしの良い空間となり色とりどりのチェアやカウンター席でより良い休憩時間を提供します。