金沢桜町斉藤内科クリニック・あおぞら薬局

本計画は金沢市桜町に建つ斉藤内科クリニックを、道路を挟んだ向かい側の敷地へ移転し「金沢桜町斉藤内科クリニック」としてリニューアルする計画と同敷地内に「あおぞら薬局」を新設する計画です。

クリニックと薬局の間に通り抜け通路を配置し、両施設を一枚屋根と深い庇で繋ぎ、それぞれの独立性を保ちながら、連携し、一体的利用が可能な構成としています。
通り抜け通路は旧斉藤内科クリニック前の道路へつながり、これまでの患者さんへの利便性も図っています。

当敷地は交通量の多い国道159号線の交差点に位置し、金沢市の伝統的街並み区域でもあるため、金沢の街並みに相応しく、かつ建物自体がサインとなるような外観を意識しました。

それぞれの施設の要望であった「明るく温かみを感じる吹抜けの待合があるクリニック」と「シャープですっきりとしたあおぞら薬局」このふたつの対照的なイメージを、全面のガラス張りや木色と濃いグレー２種類の外壁、木質の軒裏、コンクリートや同色の床などさまざまな要素のバランスに配慮し、統一感を持たせています。

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